おはようございます。

先日は更年期障害の一般的なお話をさせていただきました。

今日は治療に関することをお話したいと思います。

 

”更年期障害の治療”として皆さんが思いつくものは何でしょか？

漢方、サプリメント、、、などでしょうか。

そもそも「みんな経験するものだから、治療は必要ない」と思っているかたもいらっしゃるようです。

 

婦人科医が更年期障害に対してまず行う治療は、

”ホルモン補充療法”になります。

更年期障害は女性ホルモンが低下することで起こります。

ですので、その女性ホルモンを補充しよう、というのが”ホルモン補充療法”です。

更年期障害の根本原因に対して治療する、一番理にかなった治療、といえるかもしれません。

 

ホルモン補充療法はメリットが多く、閉経後の女性のヘルスケアにとって重要な役割を果たします。

婦人科医が自信を持ってお勧めする治療ですが、

処方するときに時々壁にぶつかります、、、、

患者さんから「ホルモンのお薬って自然でないから」とか、

「ガンになるんじゃないか」といった意見が聞かれます。

 

私も”自然”という言葉が好きな一人ですが、

「いいものはいい！」と自信を持って勧めたいと思います。

ホルモンのお薬に限らず、副作用のない薬はありません。

メリットとデメリットをよく理解し、

その上でこの治療は自分に必要であると感じたならば、

ぜひ行っていただきたいと思います。

 

世間には様々な情報があふれかえっています。

何が正しくて、何が正しくないのか、判断が難しくなっていますが、

正しい情報を得て、それを自分に還元し実行していく、

これが、皆さんの健康への第一歩だと考えます。

 

前置きが長くなってしまったので、肝心な”ホルモン補充療法”の

方法やメリット、デメリットについてはまた今後お話したいと思います。